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2011年06月24日

沖縄での台風対策「屋外」

住まいでも屋外に置いてあるものって多いですよね。

自転車、物干し、エアコンの室外機、エクステリアテーブルやチェアなどなど。物件によっては屋外に洗濯機を置くところもありますよね。特に沖縄では台風が多いのに何故か屋外に洗濯機を置く住まいが多い。未だにこれは理解に苦しみます・・・。

そんな洗濯機も含めて台風時はそのままにしておくと飛ばされることもありますし、また強風によって動かされて配管が断線することもあります。

以前、台風が直撃したときはエアコンの室外機が置いてあった向きと90度違う方向を向いていましたし、洗濯機に関してはバルコニーの全く別の場所に移動していました。つないでいた配管も取れ、しかも洗濯機の蓋も破壊されて飛ばされていました。幸いその蓋は何故か洗濯槽の中に落ちていたので大事には至りませんでした、蓋がセンサーの役割をしていたのでその後の修理が大変でした(自力修理しました)。

ちなみに自転車に関しては問答無用で室内に入れておくことがおすすめです。バイクに関してはさすがに室内に入れることはできないと思いますので、台風時は予め倒しておくか、フェンスや壁にロープで縛り付けておくことがおすすめです。車に関しては普通はそのままでも大丈夫ですが、その以前の直撃時は背の高いワンボックスが横転していたり、坂道に駐車していた車が180度ひっくり返えされていたところも目にしましたので、車に関しても条件によっては避難した方がいいかもしれません。

物干しに関してはそもそも沖縄の場合、塩害を受けやすいので常時外に出しておくとステンレスでもあっという間に錆びます。なので台風時だけじゃなく、洗濯物などを干す以外は室内にしまって置くことがおすすめです。

エクステリアの椅子やテーブルは室内にしまっておくのがベストですが、折りたたみ式のものなら畳んで外の床に置いておくだけでもどうにかなります。通常のテーブルでもテーブル面を裏返しにしておくだけでも効果はあると思います。要は椅子やテーブルの下の部分に風が入らないようにすることが重要。結局巻き上げの風が一番影響ありますからね。

そしてエアコン室外機や洗濯機。

室外機についてはエアコン室内機との配管が強固なものが多いので配管がある範囲しか動かないかもしれませんが、できればロープなどで動きを制限することがおすすめです。2011年5月末の台風では強風域がかすっただけなのに室外機がかなり動いていましたからね。

そして洗濯機。屋外に置く住まいの場合は台風時はかなり影響を受けますので、常時ロープでピクリとも動かないように固定しておくことがおすすめです。遊びがあるとどうしてもそこから緩んでしまいますからね。台風時は一瞬の力ではなく何時間も力がかかるので遊びがあるとその部分に常に力がかかってしまい、結果的に解けたり切れたりしまいます。

まぁ屋外に何も置かないことが一番ですけどね。

ちなみにその2011年5月末の台風の時、バルコニーに敷いていたウッドデッキが全て剥がされました。30cm角のウッドパネルで相互のパネルはコネクタで接続できるものですが、全てコネクタを外されバルコニーの片隅に飛ばされていました。

ウッドデッキの裏には水抜きの隙間があるので、その隙間から風が入り込んで巻き上げた結果、剥がされたんでしょうね。

といっても台風の度にウッドデッキを剥がすわけにもいきませんので、今後は重しなどを載せて対策をしようと思います。

屋外に関しては自分以外の他の方に影響を及ぼす可能性がありますので、出来る限りのものは室内にしまい、屋外に残さざるをえないものはロープでしっかり固定するようにしましょう。


posted by 離島ドットコム管理人 at 10:07 | 不動産:住まい・家・建物

沖縄での台風対策「玄関ドア」

玄関ドアは基本的に「開き戸」なので窓のような雨水の浸水はそれほど考えなくてもいいと思います。中には玄関も引き戸や引き違い戸のところもありますが、沖縄では基本的に開き戸なので問題はないところが多いと思います。

ただ玄関扉も完全に密閉できるものではなく、多少の遊びがあるのでその部分から風が入り込んでくることもあります。

特に台風時は玄関扉の前をものすごい風が吹き抜けますので、玄関扉は常に外側に引っ張られる状態になります。

とはいうものの、窓に比べて開き戸は密閉度が高いので雨水の侵入は問題ないのですが、気になるのはその音。

台風時の風は常時一定の風速ではなく、突風が断片的に吹くことが多いので、結果的に扉がガタガタなってしまいます。ただでさえ台風の時は気分的に不安になるのに、その玄関扉の微妙な開閉音はさらに恐怖を煽ります。

またこの玄関扉からの風の抜けがあると、室内の気圧が変化してしまい、窓からの浸水を助長する場合もあります。

なので台風時はこの扉についてもある程度の対策を施した方がいいと思います。

簡単なのは玄関扉の内側の取っ手にロープなどを取り付け、室内のどこかに固定して常に室内側に引っ張っておくこと。でもこれは結びつけておく場所が室内にはあまり無いですし、また結びつけたとしてもどうしても緩んでしまいます。

最も効果的だったのが玄関扉にバーロック(バーを倒して扉を開放できなくする一般的なもの)があれば、あれを内側に倒してその隙間に詰め物をすること。これは緩むこともないのでかなり効果がありました。問題はそのバーロックに詰めるサイズの物があるか否かですが、我家の場合はボールペンで代用していました。

ボールペンはこのバーロックの幅にぴったり合うので、隙間がある場合はボールペンの種類を変えたり本数を増やしたりして調整しています。またボールペンに他の素材を巻いたりして調整できるので結構ボールペンは使えます。もちろん他にぴったり合うものがあればそれでも良いですが、玄関扉も対策することがおすすめです。

結局、台風時は気分的に滅入ることが多いので、この「音」対策も必要かと思います。窓対策よりは楽なので台風時は是非とも玄関扉も対策することをおすすめします。


posted by 離島ドットコム管理人 at 09:40 | 不動産:住まい・家・建物

沖縄での台風対策「窓」



とかく台風対策で窓ガラスに飛散防止のためにテーピングしたり、屋外の物が飛ばされないように固定したりする様子を目にすると思いますが、実際のところ最も対策が必要なのが窓。

台風直撃時は何階の部屋であろうとこの窓から床上浸水します。

実際は「窓」ではなく「窓枠」からの浸水ですが、もともと窓の構造は開閉を可能にするため上下部分にレールが敷設してあります。もちろん突き出し窓やドアのような開き窓はそういう構造ではないのですが、窓の大半が「引き違い」だと思いますので、そのタイプには必ずレールが存在します。

このレールを滑らすことで窓が開閉可能になるのですが、そのためにこの部分にはどうしても隙間が存在してしまいます。

平常時なら窓の重みで下のレール部分の隙間はないので問題はないのですが、台風直撃時は地面や窓先の水切りに吹きつけられた風が巻き上がり、窓を押し上げることもあります。

その押し上げられた瞬間に強風に乗って雨水も一緒に窓枠に入り込み、結果室内に雨水が入ってくることになります。

台風の怖いところは強風と雨が一緒に来ること。

結果、台風直撃時では風が直接吹き付ける側の窓からの浸水の可能性が高くなります。

しかも台風の直撃度合いでは窓枠からまるで噴水のように雨水が吹き出すこともあります。現に過去に最大級の台風の直撃を受けた経験がありますが、その際は南側の窓枠全てから滝のように雨水が吹き出してしまいました。窓枠にタオルを敷いて対策をしていましたが、結局その暴風雨は6時間も続いたのでいくら絞っても次々と雨水が侵入する状態に。

結局対策をしても窓際の部屋の床はほぼ全面浸水。

いかに台風の威力が凄まじいか思い知らされました。

基本的に台風対策はその話のように窓枠部分にタオルなどを敷くことで対応できる場合が多いですが、非常に強い台風が直撃する場合はそれだけでは全然足りません。

結局、雨が入ってくること自体を防ぐ「目張り」というのが一番効果的でした。

もちろんこの目張りは一度してしまうと窓の開閉ができなくなりますが、特に外側を目張りすると効果てきめん。内側だとある程度の侵入は防げますが、キャパを超えると雨水によって目張りが剥がされてしまいます。そういう意味でも効果が一番あるのは外側の目張りだと思います。

ちなみに目張りは百均などで売っているビニール絶縁テープがおすすめです。通常の絶縁テープは幅が1cmしかありませんが、百均なら2cmなど巾の広いものがあると思いますのでそれを活用するといいと思います。ビニールテープなら粘着力も強いですし、雨水にも強いですし、剥がすときも跡があまり残りません。

ただ問題はバルコニーなどがないと目張りできないことですが、この浸水が最も多いのがそのバルコニーがある場所。その床に台風時の強風が吹き付けられることによって雨水が巻きあげられるので、最も対策が必要なのはまさにそのバルコニーなどの床がある場所。窓しか無い場所は風が吹おろしになるので床がある場所ほど侵入は少なめです。

なので窓枠の目張りはバルコニーなどの床がある部分は外側から、床がない窓などでは内側から目張りをする程度でかなりの浸水はしのげると思います。そしてそのバックアップとして窓枠にタオルを敷いておくと良いと思います。

もちろん台風の勢力やコースによっては窓枠にタオルを敷いておくだけでしのげるものもありますが、台風の進路や勢力は刻々と変わりますので目張りが一番確実かと思います。

我が家は開ける窓と開けない窓を明確に区分して、開けない窓には台風シーズン中は常時目張りをするようにしています。沖縄の場合、台風が何度来るかわかりませんので、その都度するよりも10月中旬ぐらいまで続く台風シーズンの間は常にするようにしています。

2011年5月末の台風2号の際はまだ台風シーズン前ということあり、また沖縄本島は強風域がかするだけだったので油断していましたが、その時も窓から浸水が起きていて床がびしょ濡れでした。

特に南側と東側と西側の窓は暴風雨が吹きつけることが多いので対策は十二分にした方がいいと思います。

台風の影響は一度経験しないとわかりませんが、まずは対策し過ぎ?と思うほどするのが一番です。何かあってからでは遅いですからね。台風到来時は妥協せずに徹底的に対策を行いましょう!
posted by 離島ドットコム管理人 at 09:21 | 不動産:住まい・家・建物