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2018年08月12日

日本で2番目に電気代が高い沖縄!省エネならエアコンより冷蔵庫と照明?

沖縄電力は、毎月10日〜12日が区切りになっており、その1ヶ月の電気代がわかります。今年からエアコンを新しいものに買い換えたので、電気代がどう変わっているかモニタリングしていました。といっても、エアコンを使った日とその使用時間をメモっただけで、その使用量と電気代の増加量を比較して、おおよそのエアコン代を把握。

交換前も交換後も、いわゆる「沖縄専用機」的な暖房機能がないエアコン(冷房/クーラー)。除湿はあるけど使わず。温度設定は、交換前のものは「29度」でしたが、交換後のものは冷気の案配が「28度」で交換前の「29度」に近かったので、1度低く設定していました。まぁこの1度は誤差のレベルでしょう。

ちなみに交換前のエアコンの出力は「300-560kWh」、交換後は「367-429kWh」と、マックスで2割減なので、電気代もそのぐらい安くなっているのかな〜?

その結果は!?

エアコン交換による省エネ効果

Before +126円/1日6時間使用
↓↓↓
After +69円/1日6時間使用



おぉぉぉーーー!2割減どころか45%減です。

ちなみに沖縄の電気代は、火力発電しか実質的にないので、全国でもトップクラスの高さ。最も安い北陸電力とは15%も違うんですよね〜。でも昔は、沖縄が全国ナンバーワンの電気代の高さでしたが、最近は北海道電力が値上げし、さらに東京電力が原発停止で電気代が高くなったので、こんな感じになっています。

全国の電気代高い順(1位に対する比率)

1位 北海道電力
2位 沖縄電力(0.969)
3位 東京電力(0.961)
4位 東北電力(0.937)
5位 関西電力(0.913)
6位 中国電力(0.896)
7位 四国電力(0.865)
8位 九州電力(0.859)
9位 中部電力(0.841)
10位 北陸電力(0.815)



まぁ沖縄の場合は、冬場にエアコンを使うことがほとんどありませんし、夏場の給湯は何もしなくても「温水w」なので、光熱費全体としてはそんなに高くないと思います。でも夏のエアコンは6月から10月まで4ヶ月もフルに使うので、夏の電気代はかなりかかります。我が家では、冬と夏とで電気代が去年まで約3倍。今年は新エアコンの効果で2倍未満で今のところ収まっています。

実はエアコン以上に電気を使うものがある!

ちなみに最も電気を使うものは、エアコンではなく「冷蔵庫」なんですよね。エアコンは使う時間が限られますが、冷蔵庫は常に稼働。本気で省エネするなら、エアコン以上に冷蔵庫を買い換えるのが効果が大きいんです。

そして冷蔵庫に次ぐのが、これまた意外なもので「照明」。大した電気代じゃないと思われますが、1軒あたりの照明の数って半端ないですし、冷蔵庫同様に常に点けっぱなしの状態が多いんですよね。特に天井にある照明はかなりの電気代を食います。

建築士としておすすめは手元のライトで、必要なときに必要な場所だけ明るくすること。これはかなりの省エネ効果がありますよ。天井などの照明を「アンビエントライト」と呼び、手元の照明を「タスクライト」と呼び、照明計画では「タスク&アンビエント」で設計します。

我が家では、冷蔵庫は2年前に買い換えたばかりですし、照明は天井のアンビエントライトは一切使わず、全て手元のタスクライトで生活しています。そのタスクライトも半分がLEDで、もう半分が蛍光灯。電気代が高い白熱灯は一切使っていません。まぁ沖縄で白熱灯を使わないのは、電気代以上に「暑さ対策w」。以前、デスクライトが白熱灯で、ライトがある側だけ汗かいていましたww

まとめ

節電は沖縄生活だけの話じゃ無いと思いますので、節電するならこの3つを見直しましょう!


1位 冷蔵庫
2位 照明
3位 エアコン


ちなみに給湯が電気の家は、ここもかなりの電気消費の原因になっています。っていうか下手すると冷蔵庫以上に電気を食うのが、この電気温水システム。オール電化住宅が成り立っているのは、その温水を電気代が安い「深夜」に作るから。日中の電気温水は、ホントに電気代の金食い虫なので、ご注意くださいませ。

(建築士時代に、某TK電力とオール電化住宅の開発プロジェクトに携わっていました^^ゞ)

しかしこの夏の本土の暑さは尋常じゃないので、電気代も本土の方がすごそうですね〜。節電に心がけましょう!
posted by 離島ドットコム管理人 at 14:56 | 不動産:住まい・家・建物