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2011年01月31日

照明も空調も「アンビエント」よりも「タスク」!



多分、普通の方はこの「アンビエント」や「タスク」という言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんね。

言葉の意味からすると「アンビエント(ambient)」とは「周囲の/あたり一面にある(Yahoo!辞書から引用)」で、「タスク(task)」とは「仕事/課業/学業/仕事の単位(Yahoo!辞書から引用)」となっていてよく分からないかもしれませんが、建築としてこの言葉はこのような意味合いになります。

「アンビエント」=「大空間(を包括する)」
「タスク」=「個別空間(を包括する)」

つまりのところ、オフィスで言うと「アンビエント=オフィス全体」を差し、「タスク=デスク回り」を差します。具体的に言うと照明だと天井照明が「アンビエント」で、デスクライトが「タスク」となります。でも最近は天井照明も細かいエリア設定が出来るようになっているものもあるので、「タスク」が天井照明ということもありますが、どっちにつけ「アンビエント」は大きな空間に効果があるものを差し、「タスク」は狭い空間に効果があるものと言えるかもしれません。

照明に関しては先の話のようにこの「タスク」と「アンビエント」という考えはかなり前からあって、最近のオフィス設計では必ずこれらを考慮して行うと思います。

いわゆる「タスク・アンド・アンビエント」。

まぁ一般生活では使わない言葉ですよね^^ゞ

でもこの「タスク・アンド・アンビエント」は省エネ効果がとてもあるんです。昔は全て「アンビエント」で行っていて、人が居ても居なくても照明や空調を稼働させていたので、エネルギーロスがとても大きかったですが、「タスク」を併用することによって必要なところだけに照明や空調を施すことができるようになるので、エネルギーロスがとても少なく、結果省エネに繋がるというわけなんです。

ただし、照明は先の話のように天井照明とデスクライトという明確な区分が出来ますが、空調に関してはなかなかそういう訳にもいきません。部屋全体をコントロールする空調はあっても個別エリアを空調するものはなかなか無いと思います。

でも夏場の場合は部屋全体は空調(アンビエント)で管理し、デスクに扇風機(タスク)を置けばそれで十分「タスク・アンド・アンビエント」にはなってエネルギー効率もとても良くなります。といってもオフィスで扇風機を設置するところは少ないですし、設置したとしても個人で行うことなので、全体として効果があるかは否かはやや疑問。

しかも冬場は扇風機のような個別空調機器はなかなか無いので、どうしても全体空調(アンビエント)に頼りがちです。

特に家庭の場合はルームエアコン1つで全て包括せざるを得ませんので、まさに「アンビエント」のみになってしまいます。

でも日本の場合、冬場の「タスク」になるのが「コタツ」だと思います。日本ならではのものかもしれませんが、あれこそ「タスク・アンド・アンビエント」の象徴みたいなもの。とても効率よく体を温められると思います。しかしオフィスでコタツを使うわけにもいきませんので、冬の仕事場での「タスク・アンド・アンビエント」はなかなか難しいかもしれません。

結果、冬のオフィスは過度の暖房を効かせてしまうので、エネルギー効率はとても悪いと思います。

空調そのものをエリア細分化可能な最新のものにすれば問題ないですが、それは建設する段階で行わない限り不可能。結果、個人が我慢するか省エネを無視して部屋全体を温めるかになってしまっています。

この空調の「タスク・アンド・アンビエント」化は以前から言われていることなのですが、なかなか難しい現実があります。そもそも温度は人によって感じ方が違いますからね。結果、夏場はブランケットで寒さをしのぎ、冬場は扇風機で暑さをしのぐなんて状況にもなっている現実。

結局のところ空調の「タスク・アンド・アンビエント」化の答えは未だに出ていないと思いますが、個人的には夏場は扇風機で「タスク」を管理し、冬場は個別ファンヒーターもしくは加湿器が「タスク」かな?ベストなのは「アンビエント」は天井から、「タスク」は床からというシステムなんですが、これは建設時でもなかなか難しいですからね。もちろん後付は不可能に近いと思います。

比較的行いやすいのがオフィスを大空間ではなく小分けにして空調効率を高めること。といっても空間を分けると仕事の効率などが悪くなる可能性がありますのであまり現実的ではないかもしれません。技術的には大空間で「エアーカーテン」なる設備を設ければ具体的に空間を区切らないでも小空間化は可能なんですが、その「エアーカーテン」も後から付けることがなかなかできるものではないので難しいかもしれません。パーティションも暖房では天井付近から暖気が漏れてしまいますのであまり効果はないですからね。

まぁ最も効果があるのが「在宅勤務」もしくは「テレワーク」でしょうね(笑)。究極の「タスク・アンド・アンビエント」でしょう。あとデスクを固定しない「フリーアドレスオフィス」も良いかもしれませんが、この自分のデスクを持たないという観念が未だに日本では受け入れられない状態ですが・・・

結局のところ、最新設備がある「オフィス」よりも従来型の設備しかない「家庭」の方がエネルギー効率が良いんですよね。皮肉ですが現実です(笑)。

ちなみに我が家では天井照明(アンビエント)は一切使っていません。全て「タスク」こと個別照明でまかなっています。デスクライト、キッチンライト、洗面ライト、ベッドライトなどなど。中には住んでから一度も使っていない天井照明もありますからね(笑)。おかげで我が家の電気代は一般よりかなり少ないようです。さすがに最も電気を食う冷蔵庫だけは仕方ないですが、照明に関してはかなり少なく済んでいると思いますよ。さすがにLEDは使っていませんが、白熱電球系は全て蛍光灯系に変えています。もちろんその蛍光灯系でもオレンジ色の暖色系のものも使ったりして、室空間を演出しています。

空調に関しても夏場はエアコンは使うものの最小限にして、「タスク」として扇風機を常時使っています。しかも1部屋1扇風機にして完全に「タスク」化しています。冬場に関してはベッドルームは寝るだけなので布団に入ればOKですし、リビングにはコタツ、デスクには卓上ファンヒーターで対応しています。強いて言えばダイニングと脱衣室など水廻りは我慢ですね。まぁ水廻りはそれほど気になりませんが、ダイニングはちょっと寒く感じることもあります。その時はリビングのコタツで食事をしちゃいますが(笑)。

みなさんもこの「タスク・アンド・アンビエント」という考えをもって省エネを実践してみませんか?

そして電気代を安くしましょう(笑)。

特に照明に関しては味のない「アンビエント」こと天井照明よりも「タスク」こと個別照明の方がインテリアにもなりますのでいろいろ楽しめると思います。デスクライト、スポットライト、間接照明などなど。やり出すときりがないかもしれませんが、この個別照明は移動可能なのでいろいろ楽しめると思います。しかも電気代も安くなると思いますよ^^v
posted by 離島ドットコム管理人 at 09:30 | 不動産:用語・知識

2010年12月22日

お風呂は加湯がお得!追い炊きはNG!

冬場になると湯船に浸かりたくなりますよね。その際、1回ごとにお湯を全て捨ててしまうのはもったいないということで、追い炊きして再利用する方も多いと思いますが、これは逆にコストアップ。そして環境にもあまり良くありません。もちろん衛生的にも。

確かに追い炊きすれば水はそのまま使えるのでコストも安くて環境にも良いような気がしますが、この追い炊きってものすごいガス代を使うんです。通常の給湯システムのように効率よく水を温めるのではなく、あくまで後付のシステムなのでかなり効率が悪い。しかもその温める水も浴槽の水が全てが対象になるので、時間もかかるし効率も悪い。

時間がかかると言うことはより長い時間ガスを使うことになるので、給湯に関しては長い時間使えば使うほどガス代がかかります。この水道代とガス代のどちらが単価が安いかというかは一目瞭然ですよね。水が豊富な日本では水道代は比較的安いと思いますが、逆にガスは自国で調達できないので高く、結果いかにガスを長く使わないかがポイント。

そういう意味で時間がかかる追い炊きよりも全て入れ替えるか加湯の方が効率がいいことになります。結果、ガスを少なく抑えられるので環境にも良いことになりますよね。




一番効率的なのは加湯。一度冷えたお風呂の水を半分ぐらい抜くもしくは洗濯などに使い、そこに給湯から熱湯を注ぐことで湯船のお湯を作ること。これなら水道代も入れ直しの半分で済みますし、ガス代も全て入れ直すときとほぼ同じぐらいしかかかりません。むしろ熱湯だけを入れるので入れ直しよりもガスを使う時間が短く済み、安く上がるかもしれません。

ただしこの方法は自動的に湯船にお湯を張るシステムが使えないのであくまで人力で行うことになります。といっても熱湯だけを注ぐので実際にかかる時間はとても短い。早い話、お風呂で体や頭を洗っている間に熱湯を注げば十分間に合うと思います。

加湯は時間的にもコスト的にも効率的なんですが、どうしても日本の場合は「追い炊き」にこだわる人が多いですよね。追い炊きは先の話のように時間もかかるしコストも高くなる傾向なので、あまり望ましい方法ではないと思います。なによりお湯を全てそのまま使うので衛生的にちょっとね。

ちなみにオール電化の場合は深夜電力で熱湯を「貯湯」しておきますので、基本的に加湯の考えです。中にはオール電化でも追い炊きできるものもありますが、あれは最悪。まず先の話のように追い炊きそのものの効率が悪いだけじゃなく、単価の安い深夜電力を使えませんので電気代がものすごいかかります。なのでオール電化に住まわれる場合は、追い炊き機能にはこだわらないで、むしろ貯湯タンクの容量にこだわった方がいいと思います。あくまで追い炊き機能はお湯切れの際の緊急対策用として考え、普段は使わないことをおすすめします。




とにかくコスト的、環境的、そして時間的にも「追い炊き」はあまりお勧めできません。とりあえず半分抜いてもう半分を温度設定が高いお湯を加える方法が最も効率的だと思います。あとはその抜く半分を洗濯などに使えればさらにエコだと思います。

そもそも水が汚れていれば追い炊きする以前に全て入れ替えることになるので、結果的に追い炊きは必要ないと思いますよ。
posted by 離島ドットコム管理人 at 08:44 | 不動産:住まい・家・建物

2010年05月28日

地震に強い住まいを探す/造るコツ

2010年は今まで大地震が少ないと言われていた沖縄に大きな地震が頻発。加えて宮古島周辺にはM7.2以上(震度6強)の地震が起こりうる断層が見つかったなどと言われています。

なので沖縄の建物はもともとそんな地震が少ないという過去の過信のまま作られたものが多く、今後の大きな地震に対する心配もつきません。現に、同じ震度4でも本土に居たときと沖縄時では揺れ方が明らかに沖縄の方が大きく感じます。強度の問題なのか、はたまた設計者の問題なのかはわかりませんが、明らかにそのような感じがしています。

個人的には沖縄であっても住まい探しの際はこの「地震」のことは常に考えてしまっていますが、それは間違いではなかったのかもしれません。


そんな地震に対して強い建物を見つける指標。まずは「築年数・築年月」です。


確かに新しければ新しいほど良いようなイメージがありますが、実際のところ建築基準法はそんなに大きく変化していないので、築10年でも20年でもさほど変わりません。しかしとある年の前か後とでは根本的に構造強度が違う時期が存在します。建築界ではメジャーですが、一般にはあまり知られていないかもしれません。


1981年(昭和53年)。築年数で言うと築30年以上。


この年を境に建築基準法の耐震基準が大きく変わっているのです。はっきり言えば、この1981年以前の建物は「旧耐震」と言われ大地震で崩壊する可能性があるもの。1981年以降の建物は「新耐震」と言われ、現在と同等レベルの強度を持った比較的強固な建物。

結果、私は賃貸でも中古でも住まいを探す際は、この築年月を最も重視します。というより1981年以前に建てられた建築物に関しては申し訳ないですがどんなに安くて魅力的なものでも住もうとは思いません。

確かに1981年以前の建築物でも新耐震以上の強度はあるものも存在すると思いますが、住まい探しの際にはそれを計ることができません。むしろ旧耐震であることは確実なので、リスクを考えるとその年以前のものは除外せざるを得ません。木造ならそれなりの強度と柔軟性を持っているのでそんなに心配は必要ないですが、コンクリート造は特に注意が必要。特に高層マンションなどは。

なので今後賃貸でも中古でも住まいを探す際は、この1981年という年を覚えておくと良いでしょう。


あとは数値ではなく外観でわかるところで1階の造り。


これは阪神淡路大震災でも言われていたのでご存じの方も多いと思いますが、1階部分が駐車場で柱のみの建築物は危険です。1階部分は地震の力がそのまま伝わる部分でもあるにもかかわらず、柱のみだと建物全体に力を分散させることができなくなってしまい、結果阪神淡路大震災の時のように1階だけがつぶれることになってしまいます。

基本、構造的には壁が必要。

1階が駐車場であっても適度に壁があれば十分地震に対する耐久力はあると思いますが、エレベーターや階段近く以外に壁が無い建物はとても危険。特に長方形の平面で短辺方向に壁がないもは。

とかく沖縄ではまさにこの「1階が柱のみ」という建築物がとても多い。しかも築年数も明らかに経過しているものも多く、住まい探しにはこの点を十二分に注意すると良いでしょう。確かに柱のみでも十二分に強度を保つこともできますが、その場合はものすごい太い柱が必要になってしまいますので、そんなことをするなら壁を建てた方が安上がり。

そこまでして柱のみにするのはデザイン性を重要視する場合ぐらいで、他はコスト削減のため柱が細いままになってしまうでしょう。建築基準法上の数値的な規定は細くてもクリアできますので。


建築基準法はあくまで最低限の基準で形態的な規定はありません。


つまり建築基準法をクリアしていてもあくまで「最低限」のものなので安心はできないんです。しかも先の1階が柱のみという見た目の規定はありません。1階が柱だけでも数値的にはクリアしてしまいますので。しかし実際の地震は机上の揺れでは想定できないものになるので、その最低限の基準だけだと耐えられないものが多いのです。

実際に、私が建築家時代に設計する際には必ず基準法上の何倍とか加算した数値を自主規定して構造設計に入ります。特に阪神淡路大震災のあとはその時の地震パワーの「何倍まで耐えられる」という基準で構造設計していました。建築基準法での規定があまりに弱い構造なので実際はこうしています。

なので今後、賃貸や中古物件を探すだけでなく、自分の住まいを建てられる方はこの建築基準法のことをきちんと頭に入れておいて、構造の話の際は基準法ではなく阪神淡路大震災の何倍まで耐えられる設計かと聞くと良いでしょう。


日本では沖縄も含めて常に地震が起こるので、この地震への対策はどのエリアで住まい探しをするのにも重要かと思います。
posted by 離島ドットコム管理人 at 12:46 | 不動産:住まい・家・建物

2010年05月27日

地震時に最も揺れる場所(フロア)

2010年の沖縄は2月に100年ぶりの震度5弱を記録する大地震があったと思えば、昨日の夕方も大東島で震度4、座間味島で震度3を記録する比較的大きな地震があって、もはや「大きな地震が少ない沖縄」というセオリーは崩れつつあります。加えて先日のニュースでは宮古島周辺で大地震が起こる可能性があると発表されましたし、沖縄生活でも地震は頭に入れておかないといけませんね。海に囲まれているので地震時の津波も考慮しないとなりませんし。


それはさておき、そんな地震時で最も揺れる場所。今回はそれを綴っていきたいと思います。建物の種類や構造によっても変わりますが、基本的にはその高さで決まるところが多いです。

最も低い一戸建てなどの建物は地震時には地盤の揺れがそのまま建物に伝わるので、免震(地震の揺れを建物に伝えない工法)や制震(地震の揺れを1ヶ所に集中させたりして揺れを制御する工法)を施していない限り、木造でもコンクリート造でも揺れはそんなに変わらないと思います。

10階建て前後のマンションになると基本的に剛構造(コンクリート造など)なので、その揺れは地面から遠ければ遠いほど強くなる傾向があります。いわゆる振り子的な揺れ。つまり最上階が最も揺れ幅が大きく、実際の地上面での震度以上の揺れを感じてしまうかもしれません。といっても基本的に「剛」なので、その震幅もそれほど大きくはないかもしれませんが、あとはその揺れを制御する構造を組み込んでいるか否かで大きく揺れも変わります。地震が怖い方はできるだけ下のフロアに住まれた方がいいかもしれませんね。

そしていわゆる超高層。一般的に超高層とは20階建て以上のものを差しますが、このレベルになると剛構造だと柱や梁があまりに大きくなるので、基本的に室空間を確保するために柔構造にすることが多いです。つまり地震などの揺れを剛構造のように「耐える」のではなく、柔構造にすることにより「吸収する」工法ということになると思います。そのため、剛構造とは揺れ方が根本的に変わってきて、剛構造が最上階が最も揺れが大きくなるのに対して、柔構造だとその中間階が最も揺れが大きくなる傾向があります。つまり振り子のような揺れ方ではなく、地上部と最上部を固定して中間部分だけ激しく揺れているような感じ。なので超高層の場合は最上階に近いと逆に揺れは軽減され、中間階が最も激しく揺れることが多くなります。といってもやっぱり地上に近い階に比べると最上階はかなり揺れますが、中間階に比べればまだ軽減されていると思います。


実際のところ、建物の高さとその構造によってこの揺れ方はかなり違いがありますが、マンションで地震が心配な方は基本的に地上が近いフロアがベストですが、超高層の場合は中間階は避けた方がいいかもしれません。

ちなみに超高層の場合は地震時の揺れはそのように最上階付近だと中間階よりも揺れは少なく感じるかもしれませんが、逆に通常の風などによる揺れ(結構あります)は最上階の方が大きくなる傾向があるので、その点も考慮が必要かと思います。加えて最近は免震構造を導入するマンションも多いのですが、基本的に地上に完全に固定していない工法なので、地震時は揺れを伝えないので快適ですし安心ですが、逆に通常の風でも建物が揺れて(動いて)しまいますので、免震構造といっても何でも「いいもの」とは言えません。とかく強風吹き荒れる台風が多い沖縄ではこの免震工法はちょっと考えものかも?

建築家として個人的には免震構造よりも揺れを制御する制震構造の方が良いと思うんですけどね。制震構造は基本的に構造は一般的な建物と変わらないので、その風揺れも少ないですし、地震時はその揺れを感知して揺れさせないようにコントロールするので、様々な揺れに対応できると思います。

といっても最近の超高層は何も言わなくても制震構造が導入されているものが多いですけどね。免震構造は根本的に工法が変わるのでかなりのコストアップになりますが、制震構造は既存構造に付加するだけのものもあるので、コストはそれほどアップになりません。効率的にも設計の自由度としても制震構造はいいと思います。

その分、いろいと構造的に難しくなりますからね。構造を熟知していないと導入できませんので。


まぁ制震構造か否かはなかなか分かりにくいですが、超高層の場合免震構造にこだわる必要は無いと思います。先の10階程度の一般的なマンションや一戸建てなどの低層建物については免震のメリットはあると思いますが、超高層になると先の話のように風揺れの可能性もありますので、一長一短だと思います。中には免震に風揺れを制御する制震も行うものもありますが、そこまでしなくてもいいような気も・・・

地震大国日本なので、地震に対する備えはあった方がいいとは思いますが、その建物の特性によるところが多いので、あとはその設計者次第かもしれません。

とりあえず、もし超高層にお住まいになって地震の揺れを気にされる方は中間階は避けた方がいいかも?風揺れを気にされる方は超高層はおすすめできないかもしれません。

そういう意味でも一戸建てが一番なのかな(笑)。免震があればない良し!ちなみに最近は一戸建てならあとから免震化することも可能ですからね。
posted by 離島ドットコム管理人 at 08:39 | 不動産:住まい・家・建物

2010年05月16日

梅雨時期。洗濯物の室内干しのベストな場所。

梅雨に入った沖縄。この時期、最も苦労するのが洗濯物ですよね。洗濯しても雨続きもしくは降っていなくても湿気でなかなか乾かない洗濯物。多くの方は室内干しで対応していると思いますが、通常の室内干しだとなかなか乾かないし、しかも室内はさらに湿度が上がるし、加えて臭いもあまりよろしいものじゃないですよね。

乾燥機があれば事足りるのかもしれませんが、私もそうですが乾燥機による乾燥って縮みや型くずれなどがあり得るのであまり好きじゃない人も多いと思います。もちろん光熱費もかなりかかりますしね。おかげでせっかく導入したドラム型洗濯乾燥機の乾燥機能はまっっっっったく使っていません。

というのも今回記事にした「ベストな洗濯物を干す場所」があるからです。

それは浴室。

というのも浴室にはもともと換気扇があるので空気を常に流すことができ、しかも浴室の造り自体が防湿対策されているので、湿気がこもることもほとんど無いのです。この湿気がこもらない&換気扇があるというのが最大の武器。というのも洗濯物は太陽が当たって乾くよりも、風によって空気が流れることにより乾く方が大きいのです。太陽はその当たっている部分しか乾かしませんが、風があるとまんべんなく乾かしてくれますからね。

その風を人工的にかつ生活に影響なく起こすことができるのがまさに浴室なんです。

ちなみに同じく換気扇がある脱衣室やトイレでは壁がクロスなど湿気を含む構造なので洗濯物の乾燥には適していません。先の話のように逆に湿気がこもったりしますからね。反面、浴室では元々水がかかる構造になっているので、湿気はこもらないのです。換気扇を回していなくてももともと湿気が壁や天井にこもらないような素材になっているので、室内干しよりも乾きが良いと思います。加えて換気扇によって空気を流せば、下手すると湿度の高い屋外よりも早く乾くこともあるかも?

確かに浴室に洗濯物を干すとその間の入浴はできませんが、でもそれを考慮した時間に干しておけば十分乾きます。例えば寝ている間や日中など、浴室を使わない時間だけ換気扇を回して干しておけば十分乾くと思います。

あとは洗濯物を干す仕組みが浴室内にあるか否かですけどね。カーテンレールに掛けることができれば最善ですが、百均などで売っている突っ張り棒でも対処可能だと思います。でもその際は洗濯物って湿気を含むとかなりの重さなので、取り付けにはかなり注意が必要です。弱いものあるいは取り付けが甘いと重さで落ちてしまいますからね。

でも乾きは確実に浴室の方が室内干しより良いと思いますので、これからの梅雨時期の洗濯物は是非もと室内干しの際は浴室へ!

ちなみに我が家にはその浴室に乾燥機能がついていますが、実際のところ換気扇を回すだけで十分乾くので一度も使ったことがありません。私の場合は朝洗濯して夕方まで干すか、夜洗濯して朝まで干すかですが、どっちにしても洗濯物はきちんと乾いていますよ。

あとは量と干し方次第かもしれませんが^^ゞ

しかし浴室がない家、浴室に換気扇が無い家は希だと思いますので、この浴室に洗濯物を干すということはほとんどの家でできると思います。今までやったことがない方は是非とも今シーズンお試しください。
posted by 離島ドットコム管理人 at 07:50 | 不動産:住まい・家・建物

2010年04月04日

エレベーターのボタンの裏技?

意外と知られていないようなのでここに綴ろうと思います。
エレベーターのボタンの裏技。
間違った階を押してしまった場合の解消方法。




「ダブルクリック」
・・・マジです。




最近のエレベーターならほとんど「カチッカチッ」と2回同じ階のボタンを押すと選択が解除されます。
なので万が一、子供がいたずらした場合もこれですぐに解消!
ただし、型が古いエレベーターではできない場合もありますのでご了承願います。
ここ10数年ぐらいまでのものならまず大丈夫だと思いますよ。試しに自分が下りる階のボタンでチャレンジしてみてください。

結構この機能は便利。だけど全く広報されていないし明記もされていないので知らない人も多いかも?

ご活用くださいませ。
posted by 離島ドットコム管理人 at 15:26 | 不動産:用語・知識

2010年01月17日

建築家としての人生を変えた大地震

1月17日といえば関西ご出身の方には忘れることができない日かと思います。しかしそのとき関東にいた私自身もこの日は一生忘れることができません。あの光景を目の当たりにし、私の人生が変わったといっても過言じゃありません。

高速道路の倒壊、市庁舎の圧壊、家屋の崩壊など。

建築家を目指していた私としてはこの光景はあまりにショッキングでした。そしてあまりの建築の弱さに何故こんな事態になったのか自問自答してしまった次第です。

正直、建築家がもう少し地震のことを考えていれば避けることができた被害も多く、デザイン優先で建築を設計するこれまでの輩に疑問を抱かざるを得ませんでした。

何故構造や機能性を後回しにしてデザイン優先にする輩が多いのか?

この後、私は度々デザイン優先の輩とぶつかることが多くなったのも事実。しかもそのデザインには建築家のエゴばかりで機能性を無視したものがあまりに多く、根拠の無い形状があまりに多かった。

しかし設計段階では見た目はものを言うことが多く、結局その自己満足なデザインが通ってしまうことが多かったの事実。しかしそういう物件は完成後に使いにくかったりして不便きわまりない結果になったのも事実。

それなのに何故に建築家はデザインばかりを優先するのか?

結局、この地震のあとも同じようにデザインばかりで構造や機能性を後回しにしたものがあまりに多く、結局建築家を辞めた原因の一つになったのかもしれません。

しかし悔いはありません。

最後に設計した建物は自分がほぼ全てプロデュースしたのですが、その物件は徹底的に形ばかりのデザインを排除して、そのデザインを優先させようとする輩の案を採用しませんでした。まぁ完成まで携わることはできず、工事中に変なデザインを組み込まれてしまっていましたが、それでも全体像としては機能優先のものができたと思っています。

そういう意味でも建築家を辞めた悔いはありません。

この地震のあの光景を目にしていなければ、またこの地震で倒壊した建物のようなものを自分も作っていたかもしれません。また今なおそのようなスタンスで建築家を続けていたかもしれません。

ただ、実際に被災された方はこれとは比べものにならないほどの影響があったと思います。

なのでこのような内容は安易に綴りたくはありませんでしたが、15年という節目になった今日。この思いがあまりに強く蘇ってしまいましたのでコラムとして綴った次第です。

最後に現在の建築家および建築家を志す人たちへ。

建築は使う人あってのものであることを忘れないでほしい。決して建築家のエゴで作るべきものではないということを。この地震で建築群がどうなったかを忘れないでほしい。そして被災された人たちのことを。

建築は人の命を守るべきものであることを。
posted by 離島ドットコム管理人 at 18:05 | 不動産:住まい・家・建物

2009年11月18日

沖縄の住宅にはオール電化が向いている

沖縄には都市ガスがあまり発達していません。那覇市街でも未だにプロパンガスしか供給されないところも多い現状。しかもプロパンガスは全国トップクラスの値段の高さの沖縄。逆に都市ガスは全国でも低い価格の沖縄。

なので那覇市街の都市部で都市ガスが通っているエリアなら普通のガス設備がある住まいがオススメですが、それ以外のエリアでは割高なプロパンガスになるので、沖縄にはオール電化住宅がおすすめかと思います。

電気なら離島でも確実に通っていますからね。

でもオール電化住宅の場合はIHコンロなどの場合、通常の100V電圧ではなく200V電圧が必要になります。最近の住宅では200V電圧は宅内(ブレーカー)まで来てはいますが、古い家庭では100Vしか来ていない場合も多いです。でも戸建てならちょっとの工事で200Vは引くことができるので、それほど障壁にはならないと思います。
ちなみに200V電圧が宅内まで来ていても、実際に住宅内に配線されていることはマレ。なので据置型のIHクッキングヒーターを後付けで設ける場合は宅内配線が必要になります。
それでもオール電化無いしIHクッキングヒーターを設けるだけでも電気料金の一部を割り引いてくれるプランもありますし、何よりプロパンよりも割安で使える場合も多いと思います。

あと給湯に関してはオール電化の場合は基本的に夜間電力を使って貯湯するシステム。なので「湯切れ」ということが懸念されますが、最近の電気給湯器は湯切れになっても追加湯沸かしができるので実際に切れることは無いです。その代わりに割安な深夜電力ではない電気を使いますので割高になっちゃいますけどね。
でも沖縄の場合は基本的に温暖ですので給湯の湯切れになることはあまり無いと思いますし、何より湯船に浸かる習慣がそんなにないので、そういう意味でも沖縄にはオール電化が向いていると思います。

まぁIHクッキングヒーターについてはガスに慣れていると使いにくいかもしれませんが、お湯一つ湧かすにもIHはとても効率的ですからね。フライパンでも温まるまでのスピードはとても早いので、キッチンでの待ち時間は減りますし、何より調理後のコンロの掃除が楽です。突起が全くないのでさっと拭くだけで掃除が可能ですからね。

しかしオール電化には一つ大きなネックがあって、その機器の割高さ。なのでイニシャルコストがガスに比べてかかることですね。その代わりに日々の光熱費でもあるランニングコストが軽減されるので、長い目で見ればオール電化の方が割安にはなると思います。あとは減価償却がどの程度で行えるか次第ですが・・・(年数)。

どっちにしても沖縄の場合は本土に比べてプロパンの場合が多く、プロパンになると言い値になる場合が多いのでランニングコストはどうしても高くなる傾向になります。加えて沖縄のプロパンガスは全国的に高い現状からすると、沖縄で住まいを計画ないしリフォームをお考えの方は、オール電化の導入も検討してみると良いかと思います。

何より電気はガスより安全でクリーンですからね。そういう意味でもメリットは多いと思います。

ちなみに私自身はガス派でしたが、沖縄に住んでみてガス代があまりに高いことを実感して、オール電化を見直すようになりました。まさに沖縄ならオール電化は有りだなと実感した次第です。
posted by 離島ドットコム管理人 at 08:20 | 不動産:住まい・家・建物

2009年06月23日

ステンレスは錆びます。特に沖縄では。

金属素材でステンレスはみなさんもお馴染みかと思います。キッチンなどでの金属はほとんどステンレスで作られていますよね。あとフォークなどもステンレス製のものが多いかと思います。

その特徴は耐水性の良さ。

鉄だと水分によって酸化して「錆」になっちゃうことも多いですが、ステンレスの場合は水がかかってもなかなか錆びないことが特徴かと思います。

しかしステンレスも元をただせば鉄。鉄にニッケルやクロムを混ぜて水によって錆びにくくした合金なんですが、あくまで耐水性が高いと言うだけで錆びないわけではありません。たまに「ステンレス=錆びない」と勘違いをされている不動産業者の方もいらっしゃいますがあれは大間違いです。

ステンレスは錆びます。特に沖縄では。

というのもステンレスは真水には強いですが、塩分を含んだ水分にはものすごい弱いんです。沖縄の場合は海に囲まれていて塩分濃度の高い空気が吹き付けますので、外部空間にステンレスを使うとあっと言う間に錆びてしまいます。この状況は沖縄のみならず海に面するもしくは海が近い地域については言えることなので、そういうエリアの方は特に「ステンレス=錆びない」という発想はかなり危険かと思います。

とかくステンレスは建築家からすると耐水性に富んでいてもともと鉄なので加工もしやすく、しかも強度が高いので外部空間などに使いたくなりますが、使えるとしても海から離れた塩分濃度を気にしなくても良い場所ぐらいかと思います。特に日本は島国なので海に囲まれているためにこの塩害を受けやすい地域が多いので、外部空間でのステンレスの過信はとても危険かと思います。

ちなみに沖縄だと雨がかからない軒下であっても半年もしないうちにステンレスの一部が錆びました。まぁ海が近い軒下だったということもありますが、雨がかりが無い軒下でもこの状況なのでいかに沖縄の場合はステンレスが外部空間に不向きかということが分かります。

耐水性があって錆にも強い金属となるとアルミなんですが、いかんせんアルミは強度が弱くそして折り曲げなどが容易にできないので加工性が悪いんです。窓枠なんかも見ると折り曲げ加工ができないから部材と部材をボルトなどで止めて固定していると思います。溶接はできないこともないんですが、溶接のしろがあまり見た目的によろしくないので基本的にボルトなどによる接続になってしまいます。なので見た目的にステンレスやスチールのような自由度がないのが難点。

ちなみに外部空間の金属としてステンレスよりスチールに溶融亜鉛メッキを施したものの方がまた塩害には強いかもしれません。しかも基本的に鉄なので単価もステンレスよりかなり安いですからね。そういう意味で建築家時代で外部空間にはステンレスは避けてスチールの溶融亜鉛メッキ塗装のものを使うことが多かったです。でも溶融亜鉛メッキは景観的に味気ないのが難点ですが。ステンレスのような輝きは望めないのでその点ちょっと辛いですけどね。

とにもかくにもステンレスは錆びますので、これからマイホームを造ろうと思っている方は見た目よりも耐久性を重視して素材選びをしましょう。とかく建築家は見た目重視の設計をする方が多く、やたら外装にステンレスを使いたがります。しかもステンレスは竣工・引き渡し時はとてもキレイでいいのですが、1年、2年経つと徐々に錆びてくすんできますので、最初だけ!ってことにならないように注意しましょう。
posted by 離島ドットコム管理人 at 12:54 | 不動産:用語・知識

2009年06月16日

今どき礼金をとる沖縄の不動産会社

沖縄での家探しで驚いたのは、今のご時世にもなって礼金を取る賃貸物件が多かったこと。最近は礼金どころか仲介手数料も取らないところも多くなってきていますし、また敷金も1ヶ月ぐらいしか取らないところも多いですからね。

なのに沖縄の賃貸物件は未だに礼金有るところが多く感じます。下手すると礼金2ヶ月敷金2ヶ月というかなり昔の状態なところもまだまだいっぱい残っていると思います。

でも本土系のFCなど大手の場合はさすがに最近は礼金こそ無くなってきているものの、沖縄の小さな不動産会社では未だに礼金をとっているところも多いです。

礼金は敷金と違って戻ってくることはありませんので、無いに越したことはないかと思いますので。正直、住み替えの際の最も無駄な出費かと思います。

敷金は退去時のリフォーム代とか2ヶ月以上とるところは滞納家賃分などにあえられて退去時にはその差額を返してくれますが、礼金に関しては戻ってきませんからね。仲介手数料に関しては不動産仲介をしている会社の収入になってそれは物件紹介などをしている分として払っても仕方ないのですが、礼金に関しては不動産オーナーにただお金が落ちるだけですからね。毎月の家賃を払うにもかかわらず。

なので沖縄の住まい探しをする際は礼金無しのものを探して、できるだけ初期費用を安くあげましょう。

あと賃貸物件は基本的に2年更新ですが、この更新手数料の有無も不動産会社によってかなり変わります。先の礼金同様、本土系の大手不動産会社の場合は更新手数料もゼロになるところもありますが、礼金を取るような不動産会社は1ヶ月もしくは1.5ヶ月分の家賃をとるところも多いですので、住まい探しの際はこの「更新手数料」についてもチェックしましょう。
posted by 離島ドットコム管理人 at 08:49 | 不動産:住まい・家・建物